マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
「望月さん、まさかトイレの中までついてくるつもりですか?」
女子トイレの前でおどけたようにそう言い放ち、私は逃げるようにトイレに駆け込んだ。
鏡の中の自分を見つめると、情けなくてまたため息が出る。
それと同時に、あの日の水無瀬くんの顔が脳裏をよぎった。
私が告白してバッサリふられたあの夜。
訝しげな…なんとも言えない表情を浮かべていた水無瀬くん。
今の私と同じように、困っていたんだろうな。
持って行った化粧ポーチでゆっくりとメイクを直し、よろよろとトイレを出た。
するとすぐに、誰かが後ろから私の腕を引っ張る。
「ちょっと来い」
「わっ!」