マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
「あの人のお前に対する態度。ベタベタじゃんか」
「ベタベタって、そんなことは……」
そんなこと、あるのかな…。
周りから見たら、ベタベタしているように見えるのかな。
「この前の飲み会のときも、お前のこと迎えに来てたから、てっきり付き合ってんのかと」
「あ、あれは………」
何て説明したらいいんだろ。
「偶然あそこを通りかかったから、車で送ってくれるって…それで…」
偶然、っていうのも、あとから嘘だとわかったわけで。
ということは、水無瀬くんが言った『迎えに来た』って言葉が正解な気がしてきたから、イコール……何も言えない。
もごもごとまごついていると、水無瀬くんがグイっと私に一歩近寄った。
「悪いこと言わないから、望月さんはやめとけ」
言いにくそうにしながらも、水無瀬くんは私をするどい瞳で射抜くように見つめて言う。