マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~

「おせっかい?」


低い声でそう言い放つと、私の顔の左横の壁に、ドン!と右手をついた。


これはちょっと前の女子憧れの『壁ドン』ってやつですか。
好きな人からされて、私は心底幸せ~~! って、何故か思えないんですけど。

だって怖いんですよ、水無瀬くんの顔が!!!


私は驚きすぎて固まってしまって、まばたきすることも忘れてしまう。



「だいたい、お前が好きなのは俺だろーが」

「……そう、……そうだったけど。
ていうか、水無瀬くんだって春日井さんと付き合ってるくせに。私のことなんか関係ないって言ったくせに!」


ドン! という音がもう一度したと思ったら、今度は右側の顔の横に腕が伸びてきていた。
もちろん、それは水無瀬くんの左腕だ。


両腕で挟まれる形になってる現在、お互いの体が密着しそうに近い。
そのせいで、心臓がバクバク言いすぎてもう死にそう。



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