マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
「お……お疲れさま」
走りこんできた人は、なんと水無瀬くんだった。
どうしてこんなときに他に乗ってる人がいないんだ……と、この状況を恨めしく思う。
他に人がいれば、特に会話しなくても不自然じゃないのに。
二人きりだと、話さないほうが逆に不自然じゃんか。
「お疲れ。木本も今上がり?」
「うん。…そう」
決して会話したくないわけじゃない。
ただ、話してこれ以上気まずくなるのが嫌なだけだ。
「この前は悪かったよ。おせっかいな忠告して」
あぁぁぁぁ、それに触れちゃうんですかい。
別にもうなかったことにしてくれても良かったのに。
あえてまた触れてくるとは。