マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
「お前は違うのか?」
「違う」
「じゃあ来いよ」
水無瀬くんは私の手首を掴んで、再び駅方向へと歩みを進めた。
「…どこ行くの?」
「ホテル。一晩付き合え」
「え?!」
「俺のこと、好きなんだろ?」
好き…ですよ。好きだけど!!
なんでこういう展開になったのかわけがわからず、私は唖然と手を引かれるままついて歩く。
駅へ続く大通りからいつの間にか細い路地へ入って。
しばらく歩いた先に見えたのは、ラブホテルだ。
こんなとこにラブホテルなんてあったんだ……
なんて、感心している場合じゃない。
水無瀬くんは私の手を引きながら、さも当然とばかりに迷わずそこへ入っていく。