マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~

「俺もお前も、今は誰とも付き合ってないんだから、二人でラブホに来たって誰にも咎められないしな」

「驚きはしたけど、イメージはダウンしてないよ」


私を驚かせようとして、冗談でこんな大げさなことをする水無瀬くんは確かにいつもと違う。
でもまた彼の違う一面が見れた。

私がイメージダウンするかどうか試したんだろうけど。
そんな策略には引っかかりませんよーだ。


「せっかくだから、あったかいものでも飲む?
コーヒー、紅茶、緑茶。いろいろあるけど、水無瀬くんは何がいい?」


スツールから腰をあげ、お湯を沸かしながら備え付けの飲み物を物色する。
部屋の中はあったかいけれど、外は寒かったから何か温かいものが飲みたい。

一緒にお茶してしばらくしたら帰ればいい。
そう思っていたのだけど……


「お前……何落ち着いてんだよ。慣れてんのか?」

「は?」


お茶を淹れることは慣れてますけど?
……って、今そういう意味で訊かれたんじゃないよね。



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