マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~

「シャワー浴びないなら来いよ」


水無瀬くんはワイシャツの首元のボタンを外しながら、もう片方の手で私の手を引っ張り、ベッド方向へと連れて行く。

ドサリ、とベッドの上へ押し上げられる形になり、すぐさま水無瀬くんが覆いかぶさるような格好で私を捕まえた。


「や、水無瀬くん! 冗談やめて!」

「だから、冗談じゃないって」


私の両手首をベッドに縫い付けるように、水無瀬くんが両手でロックしていて。
私は一瞬で身動きが取れなくなった。


「女とホテル来てスイッチ入らないなんて、男じゃないだろ」


どうやらその言葉は嘘でも冗談でもないようだ。
水無瀬くんの表情には、いつもは見せない男の色気がふんだんに表れている。


見つめられ、そのまま唇をついばむように軽くキスされた。

水無瀬くんと………キスしちゃった。

いや、このままいったらキスどころじゃなくなるんだけど。

< 118 / 158 >

この作品をシェア

pagetop