マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
後悔なんかしない。
今まで以上の関係になれるチャンスなのに、なんで後悔なんか…。
彼の手が私のブラウスのボタンをはずし、キャミソールをまくり上げる。
ブラが丸見えになった胸に触れ、デコルテから順に彼は唇を落としていく。
これでいいんだ。
好きな人に抱かれるんだから何の不満もないはず。
私は間違いなく水無瀬くんが好きなんだから。
だけど水無瀬くんは?
水無瀬くんは、私をほんの少しでも好きだと思ってくれてるの?
その疑問が頭をよぎり、瞬間的にチクリと胸が痛んだ。
そんなこと、ひとことも言われてない。好きだなんて。
男の人は好きじゃない女の子とでもできちゃうんだ。
そう思ったらどんどん悲しみが押し寄せてきて。
ホロリ、と涙が目じりからこぼれ落ちた。
水無瀬くんは、私が好きだって言ったから抱いてくれる。
ただそれだけ。
ということは、彼を好きだっていう女の子なら誰でも良かったのかな。