マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
これは彼のただの気まぐれで。
身体が深く繋がったとしても、心と心は繋がらないんじゃないだろうか。
それとも、身体から始まる恋もあるのかな。
……だけど恋に発展しなかったら?
今夜のことは偶然起こった『事故』みたいに処理されるんだろうな。
もしくは身体の相性がいいと評価されたら、今後も定期的に呼び出されたり?
……いや、それだと完全に『セフレ』扱い。
ヤダ。そんなのヤダ。
水無瀬くんがしたいと思うんだったら、私はエッチしてもかまわない。
だけどそこに、私を好きだという水無瀬くんの心がなきゃ嫌だ!!!
そこまで考えると、私は涙が止まらなくなって。
両目からボロボロと涙がとめどなく目じりからこめかみに伝っていく。
鼻をずずっとすすりあげると、夢中で私の胸元に唇を寄せていた彼が顔を上げた。
「お、お前………」
私が泣いていることに気づくと、ふんだんにかもし出していた男の色気を彼は一気に引っ込めた。