マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~

言いたいことは山ほどあった。

行為自体が嫌で泣いたわけじゃないってこと。
途中でやめさせてしまってごめんなさいってこと。
でもやめてくれてありがとうってこと。

一番言いたかったのは、『私に対して少しでも好きって気持ちはあるの?』ってこと。


でもしゃくりあげるように泣いてしまって。

それらはひとつも言葉にはできなかった。


抱きしめながら、再び水無瀬くんが私の後頭部を撫でる。

めんどくさい女でごめんなさい。



だけど私は、こんなときに優しく抱きしめて頭を撫でてくれる水無瀬くんが、やっぱり大好きです。

< 123 / 158 >

この作品をシェア

pagetop