マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
「水無瀬、悪いけど…はずしてくれるか? 今、亜衣ちゃんと大事な話してんだよ」
イラつくこともなく、望月さんは冷静沈着に水無瀬くんに言い放ち、視線を再び私へと向ける。
「はずすのは無理ですね」
水無瀬くんはそのまま出ていくことをせず、何故か逆に私たちのほうへ歩み寄って…。
「邪魔しに来たんですから」
望月さんによってギュッと握られている私の左手。
水無瀬くんは私のその左手首を掴み、力づくで望月さんの手と引き離した。
あの………二人とも、痛いんですけど!!
「わざわざ邪魔しにか? なんで?」
望月さんは腕組みをし、訝しげな視線を水無瀬くんに送る。
そりゃそうだ。
なんでわざわざここに乱入しに? と、私も思う。