マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~

水無瀬くんが突っ込みを入れながらクスリと笑った。
今の笑った顔はどう見ても、照れ隠しに見える。

だけどそんなの信じられない。

水無瀬くんが私と付き合う……だなんて。



「……あれはまだ有効だろ?」

「あれって?」

「お前が俺に言った言葉。『私と付き合ってください!』って」


バッサリとフラれたあの夜。
私が勇気を振り絞って水無瀬くんに誠心誠意告白した日の言葉だ。

でも水無瀬くんは『断る』って即答して、私は撃沈したのに…。


「もちろん有効…だけど。
私は水無瀬くんに渋々付き合ったりしてほしくないの。私のことを好きになったその上で、」

「誰が“渋々”なんだよ」

「え?」

「言ったろ? 俺は恋愛感情が沸かない女とは付き合わないんだ」

< 132 / 158 >

この作品をシェア

pagetop