マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
「さっきからずっとあくびが止まらないようなんで…」
「あぁ、大丈夫」
「良かったらこれ飲んでください。眠気覚ましです」
そっと渡されたのは、眠気が一瞬で取れるという健康ドリンク。
なんでこんな似つかわしくないものを彼女が持ってるんだか。
「ありがとう」
苦笑いで礼を言うしかない俺に、亜衣ちゃんは畳みかけてくる。
「寝不足ですか?」
「あぁ…うん。ちょっとね」
きっと目も充血したままなんだろう。
原因は風花だ。
もう1回しようだなんてねだってくるから。
家に帰ったのは朝方の4時すぎで。
昨夜は結局2時間ちょっとしか眠れていない。
「徹夜か何かですか。全然身体がシャキっとしてませんよ?」
「徹夜じゃないんだけど……」
女から求められてね、なんて言ったらドン引きされるだろう。
さすがに純真女子には正直に言えない。