マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
「遅れてしまって申し訳ありません」
そうだ。謝っとくように望月さんにも言われたんだった。
届くはずの資料がこちらのせいで遅れたのだから、おかんむりなのも無理はない。
ペコリと頭を下げたけれど、睨むような風見さんの視線は変わらない。
うぅ……この視線って、ホントに体に刺さって血が出そう。すでに痛い。
「企画部にも仕事の都合があるように、こっちにも都合がある。
俺は昨日、催促の電話まで入れたはずだ。なのに遅れるってどういうことだよ!」
「…はい」
「たかが1日って思ってるかもしれないが、こっちの仕事の段取りが変わってくるんだ」
「申し訳ありません」
おっと。怒りのパワーが完全にこちらに来ましたよ。
私が何か怒らせたのかな?
いや、そうじゃなくて単純に資料が遅れたことを風見さんは怒ってるんだ。
『きっと木本さんなら怒られないよ』
って……望月さんの嘘つき~!!