マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
「水無瀬くんも、お疲れさま」
「危ないから家まで送ってやれって。望月さんが」
「えぇ?!」
神様の前に、感謝するのは望月さんだった。
私の気持ちを知ってか知らずか援護射撃してくださるとは!!
望月さんに会釈しようと思って探すけど、その姿はもう雑踏に消えてしまって見つけられなかった。
「行くぞ」
「え、でも家まで送ってもらうのは悪いっていうか…」
「じゃあ、駅まで」
この期に及んで何を遠慮してるんだ、私。
素直に家まで送ってもらえばよかったのに……と後悔してももう遅い。
勝手にこの口が断っちゃった。
あーあ。
家まで送ってもらえたら、もっと多くの時間一緒にいられたのにな。
望月さんが絶妙なパスを出してくれたのに。
木本亜衣、シュートを決められません!!