マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
これでいいのかな?
これって絶好のチャンスだと思うけど、みすみす潰しちゃっていいのかな?
もうこんなチャンス、二度とおとずれないかもしれないのに。
チャンスの神様は前髪しかない。
あとから後悔しても遅い。
その前髪を掴むなら、今だ!!!
「あの、水無瀬くん!」
スーツの胸ポケットからパスケースを取り出す彼に、気合いを入れて声をかけた。
「どうした?」
「あ、あのね…」
私の様子を見て、水無瀬くんは不思議そうに首をかしげる。
「やっぱり、家まで送ってくれない?」
「は?……まぁ…いいけど…」
「良かったら、家も寄ってってよ。狭いアパートだけどお茶くらい出すから」
「………」