マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
言った!! 私、かなり頑張って言った!!
「お前、何企んでんだ」
「…え?」
企むって…何?
言われた意味がわからず困惑する私をよそに、水無瀬くんは嫌そうにその端正な顔を歪めた。
「酔った勢いで男を誘うなんて、木本って肉食女子だったんだな」
その水無瀬くんの言い方に、私は誤解されたのだと即座に悟った。
酔った寂しい女が誰でもいいから家に誘ったのだ、という誤解を。
「ち、違うよ! 酔った勢いとか、そんなんじゃない」
否定の言葉を口にすると、呆れたとばかりに水無瀬くんが溜息を吐いた。
「そんなんじゃないの。もちろん、誰でもいいわけじゃない」
ここで言わないでどうする。女は度胸だ!
私は水無瀬くんの真正面に向き合い、じっと彼の目を見つめた。