マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
水無瀬くんが私の身体を心配してくれたなんて……
って、私も喜んでる場合じゃない。おかしなふうに誤解されているんだから。
「誤解だろうがどうだろうが、俺はどっちでもいいんで」
バカバカしい、とでも言いたげに、水無瀬くんが私たちに背を向ける。
「水無瀬くん!!」
そのまま立ち去ってほしくなくて、その背中に思わず声をかけてしまった。
ゆっくりと振り返ってくれたけれど、水無瀬くんはなんとなく機嫌が悪そうで…。
「昨日、春日井さんと……食事に行ったって、ほんと?」
呼び止めたはいいものの、何を言うかまでは自分の中で用意してなくて。
気が付いたら、自分の中にある大きな地雷を自分自身で踏んでいた。
この質問をするならば、最悪のタイミングだろうに。
「行ったけど? それが何だよ」
音羽が自分の目で見たと言ったんだから、最初から本当かどうか疑う余地なんてない。
昨夜二人でいたことは間違いないのに。何故確認してしまったんだろうと後から思う。
「この前の仕事でだいぶ助けてもらったし、飯でも行きましょうって俺から誘った。あの人、酒飲めねぇーから」
「……そっか…」