マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
5.サインをキャッチせねば
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季節は1ヶ月ほど進み、外を吹き抜ける風も冷たくなってきた。
もう12月も間近だから、当然といえば当然。
めげないことに自信のある私でも、さすがにあれからはへこむというか、100%元気印にはなれていない。
そう、あの日。
水無瀬くんが私に、ものすごく鬱陶しそうな視線を向けたあの資料室の一件から…。
「木本、ここ数字が違ってる」
「あ! ごめん。今すぐ直します」
水無瀬くんが必要最小限の言葉だけ私に投げかけて去っていく。
……そっけない。
私もそうだろうけど、水無瀬くん自身も私に対する態度がなんとなく変だ。
挨拶はするけど……それ以外、仕事でもあまり関わらないように避けられていると思う。
こうなると、完全に嫌われちゃったのかなぁ……ってネガ思想が押し寄せてきて。
いや、嫌われたんだろうけどね。
好きな人に嫌われるのって、予想以上にキツい。
ゼロ地点というより、マイナス地点にいるわけだから。
季節は1ヶ月ほど進み、外を吹き抜ける風も冷たくなってきた。
もう12月も間近だから、当然といえば当然。
めげないことに自信のある私でも、さすがにあれからはへこむというか、100%元気印にはなれていない。
そう、あの日。
水無瀬くんが私に、ものすごく鬱陶しそうな視線を向けたあの資料室の一件から…。
「木本、ここ数字が違ってる」
「あ! ごめん。今すぐ直します」
水無瀬くんが必要最小限の言葉だけ私に投げかけて去っていく。
……そっけない。
私もそうだろうけど、水無瀬くん自身も私に対する態度がなんとなく変だ。
挨拶はするけど……それ以外、仕事でもあまり関わらないように避けられていると思う。
こうなると、完全に嫌われちゃったのかなぁ……ってネガ思想が押し寄せてきて。
いや、嫌われたんだろうけどね。
好きな人に嫌われるのって、予想以上にキツい。
ゼロ地点というより、マイナス地点にいるわけだから。