マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
「焦ったって、うまくいかないものはいかないし。
色恋にはタイミングもあるからさ~」
「そうやって悠長なこと思うのはやめることにしたの!」
私が断言するように力説すると、いったいどうしたんだ? と音羽が目を丸くする。
「だって、のん気に構えてて彼女できちゃったらどーーすんのよ!」
「あはは。そりゃそうだ」
笑いごとじゃございませんのよ、音羽サン。
水無瀬くんはモテるんだから。
今フリーでいるほうが奇跡ってもんですよ。
いつ何どき、彼女ができたっておかしくはない。
だから……
憧れるだけで、見ているだけで、片想いしているだけで、満足なんて……いつまでも思ってちゃダメなんだ。
そんな風に思っていて、いざ水無瀬くんに彼女ができちゃったら、何もできずに泣くことになるじゃないの。
頑張ったところで、水無瀬くんは私を受け入れてはくれないかもしれない。
だけど、何もしないで泣くよりはいい。
私なりに頑張った結果だ! っていうプロセスが大事。