マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
「やっぱりさ、俺にしとく?」
「へ? 何の話ですか?」
「だから、水無瀬から俺に乗り換え」
私と会話するとなると、冗談しか口にできんのかい、この人は。
「望月さん、またまた冗談ですよね」
「それがね、マジなんだなぁ」
「ですよね。って………えぇぇぇぇ!!!」
じょ、冗談……じゃないの? 本気で乗り換えろって言ってんの?
いや、いやいやいやいや。
私のこのリアクションを楽しんだ上での『冗談』ってことだったり?
嗚呼……もうダメ。完全に頭の中がオーバーヒート。
少ない脳みそが沸騰してなくなってしまいそうです。
「……まっ……」
「ま?」
「ま、まままま、マジって……何がマジなんでしょう…か…?」
あわあわと言葉をうまく発せない私を見て、たまらないとばかりに望月さんが噴き出して笑った。
あまりにゲラゲラと笑うもんだから、運転は大丈夫なんだろうかと気をもんでしまったけれど。
良いタイミングで赤信号で車が停車する。