マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
即座に突っ込む私を見て、望月さんは本当に心の底から楽しそうにまたもや笑う。
もう完全にネタにされてるよね、ここまできたら。
木本亜衣には“水無瀬ネタ”みたいな。
それでおちょくる、みたいな。
「安心しなよ。今日は送り狼しないから」
「心配してませんよ!!」
そんなこと、思いもしなかった。
望月さんがうちに寄っていく、だなんて。
しかも“送り狼”だなんて。
「またいつか招待してもらおーっと。
ま、今日のところはこれで我慢しとく」
そう言うのと同時に、望月さんが運転席から身を寄せてきて。
私は咄嗟にドア側に身体ごと逃げようと思ったけれど、そうさせまいと望月さんの右手が私の左肩をガシっと掴んだ。
気が付いたら、優しくキスされていた。
チュっと小さなリップ音がして、望月さんの身体が離れていく。
「セクハラとか言わないでよ~、亜衣ちゃん」