少女と四天王
「のぞみん、それは酷いよ〜?
友達なんだから」
友達、ね。
「すいませんが、私。
友達を作る気はありません。
友達を作った覚えもありませんので。
今日は帰りますね。
さようなら」
カバンを持って幹部室を出て
倉庫を出ようとした時。
私を追いかけてきたのか帰山君に
止められる。
「作った覚えはないって事は、
俺達はなんなんだ」
「友達ではありません。
仲間、ですよね?」
「…そうか。
奏夜達はアイツを姫にする気だ」