少女と四天王
「あぁ。母さんが言ってた。
俺には見えるんだよ。
たまに、母さんが俺を見てる事」
そう。
心姉は時々この世界に出かけていた。
それは、この世界に残してきてしまった
帰山君を心配してるからだ。
「私の言いたい事は、
アイツに玉を触れさせるな。
触れさせたら、私は…。
いや、何でもない。
それだけ。いい?絶対に触れさせるな」
「ははっ。それが本当の希望か。
いや、姫か。
その性格、俺は好きだぜ?」