少女と四天王


この感じ、忘れてない。

お兄ちゃんの羽だ…。


そうか、お兄ちゃんは私のために
自分の羽を…。


ごめんね、お兄ちゃん…。





"姫。"




…この声は、命の木…?





"そうです。私です。
命(みこと)と呼んでください。"




…わかりました。
と言うことは、私は今鍵の世界に?





"はい。気を失った瑠稀が
息を切らして連れてきたのですよ。"





…そうだ、私は加藤さんの闇の痛みで…。

輝蘭は?輝蘭は、大丈夫なんですか?

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