少女と四天王
"はい。輝蘭も姫の隣で寝ています。
すいません、勝手に連れてきてしまって。
赤華と青凛、縁龍もここで休んでいます。"
ありがとうございます。
…命様…。私は、鍵失格です…。
"何故ですか?"
命様は私を生んだ時、
玉を大切にと言いました。
…私は、輝蘭を苦しめさせてしまった…。
お兄ちゃんも、苦しませてしまいました…。
命様との約束を守れなかったんです…。
"いいえ、姫は鍵失格ではありません。
輝蘭は、怖くてもそれを
自分で望んだのです。
輝蘭は、あの暴走族が大好きなんですね。
だから、離れたくなかったんだと思います。
姫は鍵失格ではありません。
あの時姫は、輝蘭の離れたくないと言う
気持ちをよんで暴走族に残しましたね。
玉の思いを聞き入れるのも
大切な事なんです。"