少女と四天王



「…やっぱりわかんないや。
感情」



「当たり前だろ。
ないんだからよ」



「…そうだよね」





喋るともっと何かがぐちゃぐちゃになる。
わかんない。何もかもがわかんない。





「…寝る」



「あぁ。俺がそばにいるから
安心して寝ろ」





安心って、どんな感情なんだろう…。


ちょうど机が2つくっついてるから
帰山君に背中を向けて寝転ぶ。

< 184 / 268 >

この作品をシェア

pagetop