少女と四天王




みんな苦しい顔をしてる。


この殺気、そんなに苦しいとは思わない。
いや、感じない。





「…の、希望ちゃん」





喋ろって事?

私が口を開いた時、
後ろから誰かに口を塞がれた。





「ひーめ。ストップだよ」





…なんでここにいるの?
お兄ちゃん。





「る、瑠稀!
い、いつの間に…」



「乃、姫の世話見てくれてありがとうね」





私は世話見られなくても
大丈夫。

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