少女と四天王




「…あや、か?」





彩香(あやか)。
それは、私が縁龍の姫になっていた時の
偽名だ。

そう言えば、いつも迷子にならないように
こうしてた記憶がある。





「なぁ!!彩香だろ?!
彩香!お前なんでっ…」



「黙れ」



「彩香…」



「もう私はお前らの仲間じゃない。
それに、今は希望だ」

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