少女と四天王
「俺達の金色の玉も今は
こいつに取られてる」
「ん?え?僕?
あははっ♪
だって、真実に気づかないんだから。
その真実に気づかなければ、
輝蘭にあの玉を守る事はできない」
お兄ちゃんは口は笑ってるが、
目は笑ってなく鋭い目付きで3人を見る。
「…その真実が理由で、
俺達の玉も奪ったのか」
拓磨が私をじっと見て言う。
「…希望、お前だろ。
縁龍の玉も、赤華の玉も、青凛の玉も」
…バレる、か。
「…やっぱりな。
こいつどっかで見た事会ったんだよなぁ。
なぁ?理緒」