少女と四天王
「姫様、帰ろうよ…」
「そうだね。
迷惑かけてすいませんでした。
では、さようなら」
一礼をして部屋を出て行こうとしたら、
グイッと柊君に腕を捕まれ、
あの幹部室に引きずられた。
「ちょっと、赤華。
威嚇しない」
「…わーったよ」
幹部室でみんなを威嚇する赤華を
注意すると赤華は拗ねてしまった。
まだまだ子供…。
「で、なんでしょうか?」
「まず、そいつらは誰だ」
「弟らしいよ〜?」
綾枷君がかわりに答えてくれた。