少女と四天王



それが、どれだけ悲しいか。
だからみんな、会いたくても
この世界には来ない。





「ここ…。その子のいた暴走族は、
どこなんですか?」



「縁龍だ」



「名前は…?」



「なんでそんな事聞く。
鍵崎には関係ないだろ」





あるんだよ。

1度、お礼をいいたい。

心姉は、その人達のお陰で今でも笑顔なんだ。
心姉はいつもその人達の事自慢していた。

名前は言わなかったけど、
とっても優しく、強くて、好きだったって。

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