少女と四天王



「…あなたが輝蘭の姫?」



「姫になった覚えはないです!
帰山君。
私、姫になった覚えはないんですけど!」



「…あぁ。言うの忘れた」





おい。
…好都合だからいいんだけど。





「お前嫌い。俺に近づくな!
希望行くぞ」



「はい!」





気づいてるよ。

私と帰山君が教室出る時、
私をしっかりと見て睨んでるの。


私が気づかないと思った?



偽物。








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