【短編】ネイル
「何にも知らないくせに……!」



腹が立って、あたしは叫んでやった。


全部。



昔いじめにあっていたこと


自分が嫌いで仕方がないこと


さっきの夢のこと



全部、全部言ってやった。



叫んでやったあとあたしに残ったのは大きな後悔と、
ほんのちょっとの解放感でした。
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