教室と、初恋。


そんな彼女に肩をつかんで回れ右させられ、背中を軽くたたかれる。


言っておいで、とでも言うように。


わたしはそれに応えるために振り向いて笑顔を向けて、みんなのほうへ歩き出した。




「おそーい彩奈! もう半分くらいしか残ってないよー」


「わわっ! 待って待って残りはわたしが食べるからっ!」



明るく笑うゆきとりこ。



大丈夫。


わたしはこの3人でいて楽しい。


今だってほら、自然に笑えるんだから。



わたしたちは、相性ピッタリの親友同士だよ。



。+ ゜: * + . : . * . ☆ 。*




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