お前、俺に惚れてんだろ?
あたしが…優馬くんの、心の拠り所…。

なんかそれ、…嬉しいかも。



アミとそんな話をしていたら、あっという間に下山する時間に。


「あとは下りるだけだし、がんばろ!」

「うん!」


あたしは、アミに返事をして立ち上がった。


…ズキッ


そのとき、鈍い痛みが右足に走った。


痛みで思わず、歩幅を縮めた。


「どうかした?」


アミが振り返る。
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