お前、俺に惚れてんだろ?
幸い、帰りは舗装されたなだらかな道になっている。


「それなら、なんとか歩いていけそうだよ」


登りみたいな、岩がゴツゴツしてる道だったらどうしようかと思ったけど。


「それでも無理はよくないよ」


優馬くんの優しい声が聞こえた。

でもその声は、いつもよりも近いところで聞こえて…。


って思ったら、あたしの顔の真横には、なんと優馬くんの顔が…!!
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