お前、俺に惚れてんだろ?

不機嫌な王子様

山登りの遠足…。


思ったよりも高い山で、登るのが大変だった。

それに、足をぐねってしまったあたしは、アミや優馬くん、ナオトくんにまで迷惑をかけてしまった。


でも…。


“ほのかちゃん。せっかく俺ら仲よくなれたんだから、もっと頼ってくれていいんだからねっ!”


優馬くんがあたしの肩を支えてくれて、下山することができた。


振り返ってみると、優馬くんとぐっと距離が縮まったような遠足だった。
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