お前、俺に惚れてんだろ?
「お願いします!ほのか先生っ!!」


…先生って。

大げさだよ。


その握られた手を、アミが振り解く。


「ちょっとナオト!なに、ほのかに勉強見てもらおうとしてるのよ!」

「…いいじゃん、べつにっ。だってほのかちゃん、頭いいんだし」


スネたように、口を尖らせるナオトくん。


「…そうだけどっ。それじゃあ、ほのかが自分の勉強ができないでしょ!」
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