お前、俺に惚れてんだろ?
あたしは、思わず止めに入ってしまった。


燈馬くんにはいろいろと言われたけど…。

味方になってくれる優馬くんがいるから、あたしは大丈夫っ。



「ほんとごめんね、ほのかちゃん…」


炭酸ジュースの入ったコップを持って、あたしと優馬くんは波打ち際を歩いていた。


「ううん!大丈夫だよっ」


あたしは優馬くんに心配かけまいと、笑顔を見せる。


「燈馬もね、前はあんなんじゃなかったんだ…」
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