お前、俺に惚れてんだろ?
「えっ…」


あたしの耳元で、そう囁く優馬くん。

突然のことで、あたしは思わず照れてしまった。


「…あ、間違った。今日“も”かわいいね、だった」

「そ…そんなことっ…」


あたしは、恥ずかしさで顔が赤くなるのがわかったから、優馬くんから顔を背けた。


…なんか今日の優馬くん、いつにも増して…ストレート。


これがお世辞だったとしても、…嬉しい。
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