お前、俺に惚れてんだろ?
燈馬くんは立ち上がると、スケッチブックやペンケースをバッグにしまい始めた。


「…あ。これ、サンキュ。助かった」


燈馬くんから、貸していた消しゴムを手渡された。


そして、燈馬くんといっしょに千本鳥居をくぐりながら下りていった。



「あ!ほのかーっ!」


本殿のそばでは、描き終わったアミとナオトくんが待っていてくれていた。


「…って、あれっ!?燈馬…!?」
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