お前、俺に惚れてんだろ?
あたしの後ろを歩いていた燈馬くんに、ナオトくんが気づく。


「よう」

「燈馬くん、逸れちゃったと思ったけど、稲荷大社にきてたんだね」

「あたしも、描いてるときに偶然会って」

「そうなんだ!じゃあこれで、4人揃ってホテルに帰れるねっ」



ほぼ1日、自由時間は長いと思ったけど、終わってみればあっという間だった。


だって行きたいところ、たくさんあるんだもん。
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