お前、俺に惚れてんだろ?
この新幹線の中だけは、ゆっくり寝かせてあげよう。



それから2日後。


星華の修学旅行を終えた優馬くんが、久々に花森に登校してきた。


「よう、優馬!久しぶり!星華の修学旅行はどうだった!?」

「…シー!!!!…声がデカいよ、ナオトっ」


優馬くんの言う通り。

こんな会話、ほかのだれかに聞かれるわけにはいかないっ…。


優馬くんとは、数日会えなかっただけなのに…。
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