お前、俺に惚れてんだろ?
首を傾げる優馬くん。


同じ双子でも、こんなに得意不得意って別れるものなんだ…。


そこがすごく驚いた。



「俺よりダメじゃんっ!家帰ったら、燈馬に謝っとけよ!」


ケラケラと笑うナオトくん。


あたしは冗談だったとしても、真剣に塗った優馬くんの絵を笑うことなんてできない。


…けど、もし後戻りができたなら。


この絵を、最後まで燈馬くんに仕上げてほしかったな…。
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