お前、俺に惚れてんだろ?
マヤちゃんは満面の笑みで応えてくれると、あたしが差し出した本を受け取った。


「さっそく読んでみるね!」

「う…うん!」


…よかった。

わずかだけど、マヤちゃんの助けになれて。


「あたしでよかったら、頼ってね。できるかわからないけど、やってみるからっ」

「ほのかちゃん、ありがとう!頼りにしてるね!」


毎日キレイにメイクして、あたしとは少し違う人だと思っていた。
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