お前、俺に惚れてんだろ?
「俺はてっきり、優馬に…」

「…俺がなんだって?」


燈馬くんの言葉に、優馬くんがすかさず視線を送る。


「あのなぁ、燈馬。俺たちは、テスト勉強してるだけなの。べつに、なにもねぇよ」

「そ…そうだよ!」


“てっきり、優馬に…”って。

燈馬くん、どんなことを想像してたの…?


優しい優馬くんが、燈馬くんみたいなこと…。

…するわけないじゃんっ。
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