お前、俺に惚れてんだろ?
「…それなら、いいんだけどな。ほのか、なんかあったら、すぐに言えよ?」


そう言って、燈馬くんは部屋から出て行った。


燈馬くんは、“なんかあったら”なんて言うけど。

ただのあたしの片思いだけなのに、“なんかある”わけないじゃん…。



そのあとも、2人で勉強をしていたけれど、ちょくちょく…。


「お前ら、喉渇いてねぇか?」

とか、

「アイスあったから、持ってきたぞ」
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