お前、俺に惚れてんだろ?
「…あのさ、ほのかちゃん」

「ん…?」


下駄箱から教室までの間、優馬くんと並んで歩いていた。


「もし、ほのかちゃんがよかったらなんだけど…」


優馬くんは口をつむったりして、なんだか言うのを躊躇っているみたい。


一体なんだろう…と、思っていると…。


「先週、俺が行けなかった埋め合わせとして…。今週末、俺とデートしてくれないかな?…?」


え…!
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