お前、俺に惚れてんだろ?
…なにか。


もし、本当にそうだったら…いいんだけどな。


「…でも優馬って鈍感だから、ほのかの気持ちに気づいてなさそう……」


アミはそう言って、目を細めて遠くにいる優馬くんに目を移す。



かっこよくて、おもしろくて、優しくて、サッカーもうまい優馬くん。

そんな人が、モテないわけがない。


おそらく優馬くんは、今までに、いろんな女の子に告白されてきたことだろう。
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